先週、先々週と比べて一気に寒くなりました。半袖から薄手のセーターになったという方も少なくないと思います。
寒くなるとやっておきたいのが冬タイヤへの履き替えですね。地域によってはそろそろ履き替えないといけない所もありそうです。
プロに頼んで作業を行なってもらう人もいれば、自分で作業するという方もいるでしょう。
本日は自分で作業する方に向けて、最低限必要な道具、工具をご紹介していきます。
冬タイヤへの履き替えだけではなく、パンクした時など、いざという時の応急処置として工具を持っておいた方がいいかもしれないです。
道具紹介

最低限必要な道具(工具)としては、ジャッキ・クロスリムレンチ・トルクレンチ(とソケット)・手袋。
ジャッキは車載道具としてスペアタイヤと一緒に元から付いている車もありますが、最近の車では付いてないことも多くなりました。
このジャッキはパンダグラフジャッキと言って、応急処置用のジャッキなので多少地面との接地面が不安定です。タイヤ交換の際はフロアジャッキなど、安定するジャッキの方が良いかもしれません。
クロスリムレンチは4方向にサイズの違うソケットが付いています。17・19・21・23mmのソケットが付いているのでほとんどのホイールナットに対応できます。
昨年から発売したタイヤ交換レンチセットはコンパクトに収納できて、T型レンチとクロスレンチの2通りの使い方ができます。T型レンチは力がいる作業、クロスレンチは早回し作業に便利です。
タイヤの交換が終わり、ホイールナットをおおかた締めた後にはトルクレンチで指定トルクまでナットを締めます。この作業を怠るとタイヤが走行中に取れたりして大事故につながる可能性があります。
E-Valueのプレセット型トルクレンチ ETR4-200は17・19・21mmのディープソケットとエクステンションバーがセットとして最初からついている為、新しくソケットを買い足す必要がありません。


ケガ防止・汚れ防止として作業用手袋、もしくは軍手を着けて作業するようにしましょう。
タイヤ履き替え作業方法
実際にタイヤの履き替え作業を行ないます。作業中どうしても地面に膝をつく場面が多いので下に養生クッションマットやニーマットがあると膝が痛くならず便利です。
道具をまとめるツールワゴンがあればより快適に作業を行なうことができます。



1. ホイールナットを緩める
まず、ホイールナットを緩めます。今回はタイヤ交換レンチセットを使っていきます。
対角線上の順でナットを緩めていきます。T型レンチだと力が入れやすく、すぐに外す事ができます。
持ち手のローレット加工でグリップ力が上がっているため、力を入れやすくなっています。


2. ジャッキで車体を持ち上げる
タイヤを外すため、ジャッキで車体を持ち上げます。ジャッキの爪の部分をジャッキポイント(赤丸の溝の間部分)に引っ掛けて上げていきます。


インパクトドライバーがあれば、車載ジャッキアップソケットセットで楽にジャッキアップできます。
同サイズのタイヤの履き替えであれば、地面から少し浮くくらいでOKです。

3. ホイールナットを外す
ホイールナットを完全に外します。外す順番は対角線上に外していきます。
タイヤ交換レンチセットをクロスレンチにするとスピーディに外す事ができます。


4. タイヤを交換する
タイヤを交換したいタイヤに付け替えます。穴に合わせてタイヤを持ち上げたりするので少し大変な作業です。

5. ホイールナットを仮締めする
外したホイールナットを仮締めしていきます。地面に近い所からナットを締めていくとすぐにタイヤを固定できるためオススメです。対角線上に締めていきます。
ここでもクロスレンチでナットを締めると素早く作業できます。


6. 車体を下ろす
ナットの仮締めが終わったらジャッキを下ろしていきます。

6. トルクレンチで規定トルク値に締め付ける
ここが一番大切な工程です。規定トルク値はメーカーや車種によって異なります。
規定トルク値は車の取扱説明書を見たり、ディーラーさんに聞いてください。
E-Valueのプレセット型トルクレンチ ETR4-200は前述した通り、ディープソケットとエクステンションバーが始めから付いています。
手が干渉して締め付けができない場合はエクステンションバーにソケットを付けて使ってください。
トルクレンチは設定したトルク値にホイールナットを締め付けてくれます。
トルクレンチのロックを解除してクルクル回してトルク値を設定していきます。
※トルク値103N・mの場合

トルク値を設定できたらトルクレンチをロックします。ソケットを付けてナットをトルクレンチで締め付けていきます。
カチッと音が鳴ったら指定トルク値になったという事なのでほかの3箇所も同じように締め付けていきます。


これで1か所のタイヤの履き替え作業は終わりです。同じ作業を残り3か所繰り返します。
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10月.24,2025


























































